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◆霊柩車の歴史
霊柩車は、葬儀会場から火葬場に行くときに使う車のことを指します。ご遺体とご家族を乗せて運ぶために使われます。しばしば誤解されますが、病院から自宅葬儀会場に故人様をお連れする際に使う車は、「搬送車(寝台車)」と呼びます。
一昔前までは、霊柩車は、車の後ろ側に屋敷型の飾りがついたものが一般的でした。しかし最近は黒塗りのリムジンを多く見ることが増えてきました。「霊柩車」にも実は深い歴史があります。今回は、霊柩車の豆知識についてご紹介いたします。
霊柩車の歴史
霊柩車の始まり
霊柩車が日本で見られるようになったのは、大正時代になってからです。霊柩車で最初に故人様を運ばれたのは、大隈重信の葬儀が初めてだという説もあります。
アメリカでは、大正時代よりも前から霊柩車が使われていたそうで、それが大阪に入ってきたことによって日本でも霊柩車文化ができたといわれています。しかし、一般人が活用することは殆どなく、都心の著名人や政治家のみだったといわれています。というのも、「道路が整備されていない」「車の台数がそもそも少ない」ためです。
では、デザインはどのようなものだったでしょうか?アメリカから入ってきた当時、装飾はなかったようですが、段々と屋敷型の飾りがついたものが増えてきました。屋敷型の飾りがついた理由としては、霊柩車が広がる前までは、亡くなった人は輿(こし)に乗せられ人力で運び、そこで火葬にしていました。その名残として故人を運んだ「輿」を踏まえて、屋敷型の飾りがついた霊柩車が誕生したと考えられています。
戦後から、急速に日本は復興をとげ、道路も整備されるようになり、自動車も広がっていきました。それと同時に、火葬場まで霊柩車を活用してご遺体が運ばれることが一般的になりました。
最近の霊柩車事情
先述の通り、屋敷型の霊柩車ではなく、リムジンの霊柩車が殆どです。理由としては、大きく3つあると考えられます。
1つめは、葬儀にお金をかけない方が多くなってきていることです。屋敷型の霊柩車の方が当然費用は掛かるため、費用を抑えたリムジン型を希望する方が増えたためだと考えられます。
2つめは、現在、火葬場は市町村の運営が主流になっていますが地域住民の要望により「屋敷型の霊柩車の使用・乗り入れ」自粛や禁止するケースが多くなっているためです。
そして3つめは、「目立ちたくない」「隣近所に知られたくない」という人が増えているためです。「家族だけで見送りたい」というニーズが拡大しているため、大きくて派手な屋敷型の霊柩車で故人様を運びたいと考える人が少なくなってきました。
さらに最近では、リムジン型ではなくバン型の霊柩車も増えています。メリットとしては、大きく2つで、1つめは一般的な車と変わらないため、リムジンに比べて目立たないこと。2つめは費用がリムジンと比べて抑えられることです。
もしかすると、葬儀の規模は縮小化され、周囲への配慮が強く求められるようになっているため、将来は霊柩車は徐々に姿を消していくのかもしれません。
大事なのは「故人様をどのように送りたいか?」
ここまで、霊柩車の歴史を見てきました。当然ながら霊柩車のデザインは、葬儀のトレンドや規模に合わせて変化していると考えられます。
では、もし葬儀があった場合、どの霊柩車を選べばいいのでしょうか?大事なのは、その時代のトレンドに沿うのではなく、「故人様をどのように送りたいか」ということだと思います。当然、法規制や地域のルールによって、屋敷型の霊柩車など大形の霊柩車に変更することが難しいこともありますが、「最期の時間を故人様にどう過ごしてもらいたいか」を考えることは非常に重要です。
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