福岡県久留米市は、福岡市の南、福岡県筑後地方に位置する中核市です。2023年10月時点の推計人口は301,654人、世帯数は141,538、面積は229.96k㎡です。福岡県の小郡市、朝倉市、筑後市、大川市、うきは市、八女市、三潴郡大木町、八女郡広川町、三井郡大刀洗町、佐賀県の鳥栖市、神埼市、三養基郡みやき町に隣接しています。

久留米市役所の所在地は、福岡県久留米市城南町15番地3、市の木は櫨(はぜのき)・久留米つばき・くろがねもち・けやき・くすのき、市の花は久留米つつじ・コスモスとなっています。

久留米市の中心街となっている西鉄久留米駅・JR久留米駅のエリアは福岡市から約40kmの距離にあります。また、九州自動車道や国道3号線をはじめとする広域幹線道路、市内全域を網羅する路線バス網も整備されています。久留米市の市域は東西約32km・南北約16kmで東西に長いのが特徴です。久留米市の北東部から南西部にかけて筑後川が流れ、市の南部から南東部は耳納(みのう)連山と呼ばれる山地で鷹取山・発心山・耳納山などの山々が連なっています。本市はゴム産業・農業のまちとして有名ですが、寺町という地域もあり、現在17の寺院が集まり一つの町を作るほど、仏教の盛んな場所となっています。その中で浄土真宗の寺院が多く、浄土真宗大谷派および浄土真宗東本願寺派が大きな割合を占めています。

本市は日本におけるゴム産業発祥の地であり、ゴム産業を中心に栄えました。このゴム産業が興るきっかけは明治期、この地でおこなわれた足袋の大量生産にあります。消費者から安価で、かつ品質の良さが評価され人気を博していきます。その後、ゴム産業を担う大規模な事業所が誕生し、ゴム靴や自動車用タイヤの製造・販売、海外への輸出がおこなわれるようになります。また、農業も盛んであり筑後平野を利用した米麦、大豆、野菜、果樹、種苗苗木類、花き、酪農、畜産など多種多様な品目が生産されています。その他、医療機関の施設数は2021年11月時点では276施設、人口10万人あたり施設数は90.99と、全国平均69.75を大きく上回っています。

久留米市の歴史は古く、約2万年前の旧石器時代から人々がこの地に暮らし始め、温暖な気候および豊かな水と土を活かし、全国的にも早い時期から稲作が始まっていたと推測されます。7世紀以降は律令制下の令制国の一つである筑後国の国府が置かれ、筑後国の中心として栄えました。江戸時代には、久留米藩が置かれ殖産興業策を積極的に進めていきます。その結果、久留米絣(くるめがすり)という綿織物の製造が盛んとなり商業都市として発展しました。明治・大正にかけてはゴム化学工業が発展し、昭和の高度成長期には市の経済をけん引する一大産業となっています。更に1960年代は都市基盤の整備が進み、ニュータウンの建設などが推進されました。そして現在、バイオ研究開発基盤や産学官ネットワークの構築で、バイオ関連企業の集積や新技術・新製品の開発が推進されています。

久留米市の文化面では、明治・大正・昭和を代表する洋画家である青木繁、坂本繁二郎、古賀春江らの生誕の地であり、音楽の分野でも中村八大などの著名人を多く輩出しています。市でも文化芸術活動に力を入れ、絵画・書道などの展覧会や合唱・吹奏楽・オーケストラなどの演奏会といった市民活動が盛んに推奨されています。市の中心市街地に位置し、文化交流の拠点施設である久留米シティプラザや、久留米市美術館・音楽ホール・図書館を備えた複合施設の石橋文化センターは多くの人々に親しまれています。なお、文化芸術に関する施設ばかりでなく、市内中心部の各所で開催される「くるめ街かど音楽祭」も人気です。ステージにはプロ・アマを問わない、様々なジャンルのミュージシャンが登壇し、無料のライブイベントとなっています。

久留米市をはじめとした筑後地方では、旧暦の七夕にスイカを使ったユニークな風習が残っています。このスイカは「七夕スイカ」と呼ばれ、子どもの健康を願い小学1年生がいる家庭に贈ります。15～20キロの重さがある巨大なつる付きスイカで、ちょうど小学1年生の体重と同じくらいの大きなスイカです。つるが付いた大玉には、玉のように丸々と、つるのように伸び伸びと育ってほしい、という願いが込められています。

久留米市の火葬場は公営斎場の久留米市斎場で、緑豊かな環境に立地しています。

【久留米市斎場の施設情報】

• ・所在地：福岡県久留米市高良内町4030-1
• ・電話番号：0942-21-4433
• ・FAX番号：0942-21-4435
• ・開場時間は8時30分から17時30分まで（※受付時間は9時〜15時まで）
• ・休場日：1月1日

火葬棟にはエントランスホール、炉前ホール、収骨室５室、制御室、機械室、受付・応接室、職員控室、トイレ等があり、待合棟には待合ロビー、有料待合室7室、湯沸室、トイレ、自動販売機コーナー、喫煙コーナーがあります。その他に障害者用2台・マイクロバス用2台を含む118台まで駐車できる駐車場と庭園等が設置されています。

施設の使用条件は、次の3つのいずれかに該当することが必要です。

• ・故人が死亡当時本市住民であった
• ・故人が死亡当時本市住民では無かったが、市内で死亡した
• ・故人が死亡当時本市住民では無かったが、前住所が市内であった

火葬料金は故人が死亡当時に久留米市住民であったか、市住民以外の方かで異なります。

• ・満12歳以上：1体につき市住民2,000円・市住民以外4万円
• ・満12歳未満：1体につき市住民1,500円・市住民以外3万円

死体以外の場合は使用許可を受けた者が久留米市住民か、それ以外の住民かで料金は違います。

• ・死産児：1体につき市住民800円、市住民以外2万円
• ・出産の汚物：1包につき市住民500円、市住民以外1万円
• ・切断された四肢：1肢につき市住民500円、市住民以外1万円
• ・改葬死体：1棺につき市住民500円、市住民以外1万円

なお、有料待合室使用料は市内・市外の方とも1室1回につき4,800円です。

福岡県久留米市の火葬場｜久留米市斎場について詳しくはこちら

• ・久留米さくら墓苑/くるめさくらぼえん/福岡県久留米市三潴町西牟田737-３
• ・久留米中央霊園/くるめちゅうおうれいえん/福岡県久留米市山本町耳納702
• ・大本山成田山久留米分院明王寺/だいほんざんなりたさんくるめぶんいんみょうおうじ/福岡県久留米市上津町1386-22
• ・法瑞寺/ほうずいじ/福岡県久留米市野中町51-5
• ・来迎山阿弥陀寺/らいごうさんあみだじ/福岡県久留米市田主丸町豊城1597-2
• ・大喜山正源寺/たいきさんしょうげんじ/福岡県久留米市野中町30
• ・西日本霊園久留米墓地公園/にしにほんれいえんくるめぼちこうえん/福岡県久留米市藤光町1034-2
• ・円明山徳雲寺/えいめいさんとくうんじ/福岡県久留米市寺町66
• ・西町霊園/にしまちれいえん/福岡県久留米市西町488
• ・宮ノ陣浜開墓地/みやのじんはまびらきぼち/福岡県久留米市宮ノ陣6-26-9

※墓地情報はインターネット等で公にされている情報をまとめたものであり、当社との提携関係・正確性・空き区画の有無を保証するものではありません。

久留米市では家族の誰かが病院等で亡くなった場合、自宅に搬送し仏壇の間などへ安置します。納棺後に通夜式を行い、葬儀・告別式そして火葬というお葬式の流れとなります。なお、葬儀・告別式の前に火葬をおこなうこともあります。お葬式の順番は執り行う際の季節や気温、遺族の希望を葬儀社と打ち合わせ、柔軟に検討していきます。また、将来のお葬式を考慮し、故人が生前に葬儀社と特定の葬儀プランを契約していたり、冠婚葬祭互助会などに入会していて葬儀費用を積み立てていたりする場合もあります。そのため、事前に本人と話し合うなどして、葬儀に関して何らかの準備を進めているのかどうか、確認しておいた方が良いでしょう。

お通夜の弔問をする場合は、「通夜見舞い」を持参する風習があります。通夜見舞いは缶詰やお菓子、お酒などが主流です。受け取った飲食物を通夜後に頂きながら皆で語り合い、故人が寂しくならないようにするという目的があります。地域によっては親族の他、通夜見舞いを持ち寄った弔問客も一緒に語り合いながら飲食する場合もあるようです。基本的にお葬式では香典も受け取りますが、香典の他、通夜見舞いを持参してくれた方には香典返しを多めにします。

葬儀・告別式の式場は葬儀会館で営まれることがほとんどで、親戚の他に、故人の知人・友人、近所の方々を一般の参列者としてお迎えします。葬儀・告別式で参列者がお別れを終えると、火葬場へ向かうため霊柩車にご遺体を乗せますが、その際に柩回しと呼ばれる風習をおこなうことがあります。この儀式は近親者が3度柩を回し、故人の方向感覚を失わせて、もう自宅へ戻らずに迷わず成仏してください、という意味があります。また、故人の茶碗を割る茶碗割りの儀式があり、こちらも柩回しと同様の意味があります。もうあなたの茶碗は無いのだから、現世に未練を残さず極楽浄土へ向かってくださいという願いが込められています。

火葬式は火葬施設にて執り行い、参列者は炉前ホールで故人と最後のお別れをします。火葬の際は、棺へ入れる副葬品の制約があります。例えばバッグや人形のようなビニール・プラスチック製品、スプレー缶や電池のような爆発する恐れのあるもの、ドライアイスや書籍のような燃えにくいものは、棺へ納めないように注意しましょう。火葬が終了するまでは2時間程度かかります。火葬後に収骨の準備が整うと職員から案内されるので、速やかに収骨室へ移動し、収骨をおこないます。収骨の量は特に決まっておらず、遺族は少量の収骨で済ませても構いません。残りの遺骨は職員が対応してくれます。

最近のお葬式は久留米市においても、従来の葬儀形式から徐々に変化しています。病院で亡くなられた後、ご遺体を自宅へ戻し通夜式が執り行われるのではなく、そのまま葬儀場の安置室に搬送するケースもあります。これは近隣の住民の方々へ迷惑がかからないようにする配慮といえます。特に現在の住宅環境の変化でマンションやアパート住まいの世帯が多くなり、ご遺体を自宅へ移送すると同じ棟の方々が心理的抵抗を感じることもあるからです。この場合には葬儀場で通夜、葬儀・告別式をおこなう形となります。

また、葬儀内容も故人の友人や知人、ご近所の方々を数多く招いた一般葬や、会社が主催する社葬のような大規模な葬儀は減少しています。代わりに、遺族・親戚のみの少人数で営む家族葬が人気となっています。その他、通夜が省略され葬儀・告別式・火葬式を1日でおこなう一日葬、火葬式のみを執り行う直葬が増加しています。現在のお葬式は小規模で簡素、葬儀費用を抑えたプランが主流となりつつあります。

葬儀セレモニーは宗教色が抑えられた無宗教葬を希望する家族も多くなっています。故人の好きな音楽でお別れを演出する音楽葬や、故人が好むお花を敷き詰めた花葬、宗教者が関与せずお別れ会のようなメモリアルな式典で故人を偲ぶスタイルなど、バリエーションは非常に豊かです。葬儀社でも遺族の新たなニーズに対応するサービスを用意しています。葬儀に関する要望があれば葬儀社へ相談し、担当者の提案も参考にしつつ、納得のいく葬儀内容を決めていきましょう。

久留米市では生活保護世帯を対象に、申請による葬祭扶助が受けられます。喪主が生活保護受給者で、葬儀費用を負担できない状況なら、健康福祉部生活支援第1課・第2課に問い合わせてみましょう。詳細な利用条件や扶助する上限額等を教えてくれるはずです。なお、生活保護範囲内での葬儀内容は各葬儀社とも直葬で対応するのが一般的です。そのため宗教者による読経などは省略されます。

国民健康保険加入者や後期高齢医療に加入されていた久留米市民が亡くなった場合、葬祭を行った喪主へ葬祭費3万円が支給されます。葬祭を行った日の翌日から起算して2年以内に申請しないと、葬祭費が受け取れなくなるので注意しましょう。申請手続きには次の書類を用意します。

• ・亡くなられた人の健康保険証
• ・会葬礼状、葬儀の領収書のような葬祭をおこなったことがわかる書類
• ・喪主の印鑑（認印可、スタンプ印不可）
• ・喪主名義の預貯金通帳
• ・マイナンバーカード、個人番号カード、運転免許証のような申請者の本人確認書類
• ・亡くなられた人、喪主の個人番号のわかる書類

申請の際は次の窓口のいずれかに書類を提出します。

• ・久留米市役所健康保険課：久留米市城南町15-3
• ・田主丸総合支所市民福祉課：久留米市田主丸町田主丸459-11
• ・北野総合支所市民福祉課：久留米市北野町中3245-3
• ・城島総合支所市民福祉課：久留米市城島町楢津743-2
• ・三潴総合支所市民福祉課：久留米市三潴町玉満2779-1

他に、各市民センターでも対応が可能です。

久留米市内に天光社の式場は3つあります。収容人数15名の家族葬に特化した1日1組貸切の葬儀ホールから、最大80名までの参列が可能な家族葬・一般葬対応の葬儀ホールまで、ご要望に応じてさまざまな葬儀へ対応できます。お客様の声へ親切・丁寧に応えるべく、次のようなサービスもおこなっております。お葬式の準備がすぐに必要な場合、当社では24時間365日お問い合わせ無料の電話サービスをご用意しております。スムーズに葬儀が進むように、昼夜を問わず専門相談員がサポートいたします。安心してご相談ください。また、オンライン相談もおこなっておりお気軽に利用できます。葬儀プランを選ぶポイントや簡単なプランの紹介、価格相場などをお知らせします。他に、葬儀後の法事・法要の相談についても対応できます。

【家族葬 千の風 花畑式場】
所在地：福岡県久留米市花畑1丁目9-4

「家族葬 千の風 花畑式場」は、外観がオシャレなオフィスのような家族葬専用ホールです。まるでご自宅でお葬式をするような感覚で利用できます。ご遺族やご親戚の方々のみで故人様を見送りたいときにおすすめです。施設の内装も白を基調としており、床は木製なので温かみがあります。祭壇はシンプルでコンパクトながら、極楽浄土の雲海にたたずむ故人様を思わせるハイセンスなデザインとなっております。館内はバリアフリーなので、ご高齢の参列者や足腰のご不自由な参列者の方々も安心して利用できます。収容人数は最大15名、親族控え室は2名様まで通夜付き添いのための宿泊が可能です。駐車場は2台分の駐車スペースが用意されています。

【家族葬 千の風 小頭式場】
所在地：福岡県久留米市小頭町6-15

「家族葬 千の風 小頭(こがしら)式場」は家族葬・一般葬に利用でき、広々とした控室のある1日1組の貸切ホールです。明るい雰囲気のホールとなるよう工夫され、故人様を偲びつつお別れが暗くなりすぎないように配慮しています。館内はバリアフリーで車いすが1台完備されています。足腰のご不自由な参列者の移動にも非常に便利です。収容人数は最大60名、控室は和室25畳・和室6畳の2部屋、お風呂やキッチンも完備されています。寝具一式が用意され宿泊も可能です。駐車場は20台まで駐車できます。

【家族葬 千の風 国分式場】
所在地：福岡県久留米市国分町929-2

「家族葬 千の風 国分式場」は、家族葬はもちろん規模の大きな一般葬を営むことができる1日1組の貸切ホールです。親戚の他に故人の友人や知人を数多く呼ぶお葬式に最適です。外観は平屋建ての旅館のようで、とても斎場とは思えません。白を基調としたホールは広々としており、明るい雰囲気を醸し出しています。収容人数は最大80名、控室は30畳1部屋と10畳1部屋が用意されています。控室の他にバス・トイレもゆったりとしたスペースで、リラックスして葬儀を待つことができます。駐車場は60台まで駐車可能です。

「家族葬 千の風 花畑式場」へのアクセスは車の利用で九州自動車道久留米ICより20～25分、電車の利用で西鉄大牟田線花畑駅より徒歩1分となります。場所がわかりやすく駅の近くにあるので、ご高齢の参列者も無理なくお越しいただけます。一方、車をご利用の際は専用駐車場は2台分のスペースしかないものの、近隣にコインパーキングが多数あるのでそちらをご利用できます。駐車料金は当社で負担させていただきますので、安心してコインパーキングをお使いください。徒歩4分圏内に薬局や飲食店、コンビニがあり、食事や必要品の購入に便利です。

「家族葬 千の風 小頭式場」へのアクセスは車の利用で九州自動車道久留米ICより20～25分、西鉄大牟田線花畑駅からはタクシーで5分、徒歩で15分です。JR南久留米駅からはタクシーで7分となります。小頭式場のそばには小頭町公園があります。この公園は久留米市で桜を楽しめるスポットとして有名で、野球場もあり地域住民の方々の憩いの場所となっています。また、付近には久留米市役所もあるので、何か手続きの必要な場合は便利です。

「家族葬 千の風 国分式場」へのアクセスは、車の利用で九州自動車道久留米ICより10分、電車の利用で西鉄大牟田線久留米駅よりタクシーで15分・JR南久留米駅よりタクシーで7分となります。専用駐車場に60台まで駐車できるうえ、大通りに面しているので車での移動に便利です。また、国分式場周辺には徒歩2分圏内にスーパーやラーメン店、コンビニがあり、お食事やお買い物にご利用いただけます。