大阪府堺市は、近畿地方の中部、大阪府の中南部に位置する政令指定都市です。面積149.83k㎡と、大阪府で2番目の面積を誇ります。また、2023年9月時点の堺市の推計人口は812,419人、世帯数は371,858世帯と、大阪府で2番目に多い人口を有しています。

堺市役所の所在地は、大阪府堺市堺区南瓦町3-1、市の木はヤナギ、市の花木はツツジ、市の花はハナショウブ、市の鳥はモズが選定されています。

堺市の西側は大阪湾に面しており、北は大阪市、北東は松原市、東は羽曳野市、富田林市、南東は大阪狭山市、河内長野市、南西は和泉市、高石市に接しています。市内は7つの行政区に分かれ、北西部は堺区、東端部に美原区が位置する他は、中区、東区、西区、南区、北区と方位によって区分けされます。

堺市の最寄り駅は堺東駅と堺駅です。地下鉄御堂筋線・南海高野線を利用する場合は新大阪駅からなんば駅を経由すると40分ほど、梅田駅からなんば駅を経由すると30分ほどで到着します。関西国際空港からは南海線を利用すれば30分ほどで堺駅に、大阪国際空港(伊丹空港)からはバスや南海高野線を利用して1時間ほどで行くことができます。

堺市は、中世には海外交易の拠点として自由・自治都市を形成し、日本の経済や文化の中心地として繁栄したと言われています。世界遺産をはじめとする貴重な歴史文化資源を大切にしつつ、戦後には臨海コンビナートと泉北ニュータウンが造られるなど発展を遂げました。

「堺」の地名は平安時代には見られ、摂津国、河内国、和泉国の「境(さかい)」に発展したことから名付けられました。「左海」「境」とも表記されることがあり、宿院交差点にある石灯籠には「左海たばこ庖丁鍛治」と書かれています。

堺市内の東西・南北約4kmの範囲に広がる百舌鳥古墳群は、日本の古墳文化を物語る貴重な遺産として知られています。古墳時代、この一帯には100基を超える古墳が造られました。しかし、都市化の進展などによってその多くが失われ、現在は4世紀後半から6世紀前半に造られた44基の古墳のみとなりました。その中には、世界最大級の墳墓・仁徳天皇陵古墳をはじめとする巨大前方後円墳も含まれています。

また、堺市は古くから秋まつりが盛んな地域として知られ、特に百舌鳥周辺の「布団太鼓」が勇猛な「月見祭」が有名です。

堺市には市立斎場が1カ所と民間で管理されている火葬場が数カ所ありますが、「千の風」が利用する火葬場は堺市立斎場のみです。堺市立斎場の所在地は大阪府堺市堺区田出井町4-1で、休館日は1月1日および管理上必要な日となっています。施設の使用申請は、受付時間である午前9時から午後5時15分までに行いましょう。

堺市立斎場は地元でも認知度が高く、堺市で最も利用される火葬場兼公営斎場です。JR阪和線堺市駅より徒歩約5分、阪神高速15号堺線「堺出口」から約10分とアクセス面でも好条件の立地です。また、堺市立斎場内では火葬だけでなく、併設されている葬儀式場での葬儀も行えます。そのため、式場から火葬場への移動の必要がなく、霊柩車とバスの費用もかかりません。

堺市立斎場は、70席規模の大ホールが2つ、40席規模の小ホール1つ、合計3つのホールがあり、少人数の家族葬から一般葬まで対応可能です。通夜から葬儀・告別式、火葬、お食事、お骨上げ、初七日法要までまとめて同じ敷地内で行うことができ、ご家族様にとっても便利な式場です。また、すべての施設は屋内の通路で繋がっているため、急に雨や雪が降っても心配ありません。

また、堺市立斎場は宗派を問わずに利用できます。一般葬や家族葬だけでなく、密葬や一日葬、無宗教葬まで幅広く対応してもらえます。お花に囲まれたご葬儀や、音楽葬などのご希望にも丁寧に応えてもらえるため、故人様やご家族の想いを込めたお葬式を行うことが可能です。

堺市立斎場でかかる費用は、それぞれ税込で次のように設定されています。

• ・大人(12歳以上)1体：市内20,000円、市外100,000円
• ・子ども(12歳未満)1体：市内14,000円市外、70,000円
• ・死産児1胎：市内6,000円、市外30,000円

 安置室の利用料金は、1体1日の使用料金が市内2,000円・市外6,000円です。葬儀式場の使用料金についてはホールの大きさと葬儀の時間によって違いがあり、大ホールを利用する場合は午後5時から翌日の午後4時までで市内70,000円、市外210,000円・午前9時から午後4時までまたは午後5時から翌日の午前9時までで市内35,000円、市外105,000円・小ホールを利用する場合は午後5時から翌日の午後4時までで市内50,000円、市外150,000円・午前9時から午後4時までまたは午後5時から翌日の午前9時までで市内25,000円、市外75,000円かかります。ちなみに、火葬や葬儀式場の使用で市内料金が適用されるのは、故人様が亡くなった当時に市内に住所を有していた(市の住民基本台帳に記載されていた)場合と、市に住所を有している人が死亡届を出し、使用する場合と定められています。

堺市立斎場の最寄り駅はJR阪和線堺市駅、最寄りバス停(南海バス)は阪和堺市駅前です。最寄り駅・最寄りバス停どちらも徒歩5分の場所に位置しています。堺市駅から向かう場合は、改札を出て、右方向(西口方向)に進み、歩道橋を渡ります。歩道橋を渡った直後にある駐輪場の右側の階段を降りて信号を渡ると見えてくる東雲公園を斜めに進みます。東雲公園を出て右方向に進むと、斎場の入口に到着します。

自家用車で移動する場合は、堺大和高田線から向かう際は北三国ヶ丘交差点を北に進み、次の信号を右折すると斎場の車両入口が見えてきます。大阪中央環状線から向かう場合は、向陵西町交差点を北に進み、田出井町交差点を右折、その次にある北三国ヶ丘交差点を左折して次の信号を右折すると車両入口に到着します。

大阪府堺市の火葬場｜堺市立斎場について詳しくはこちら

• ・高松霊園/たかまつれいえん/大阪府堺市東区高松
• ・堺市営 堺公園墓地(鉢ヶ峯公園墓地)/さかいしえいさかいこうえんぼちはちがみねこうえんぼち/大阪府堺市南区鉢ヶ峯寺773
• ・美原霊園 ハナミズキ樹木葬 永代供養/みはられいえんはなみずきじゅもくそうえいたいくよう/大阪府堺市美原区真福寺18-1
• ・美原ロイヤルメモリアルパーク/みはらろいやるめもりあるぱーく/大阪府堺市美原区小平尾1059-26
• ・徳泉寺墓苑/とくせんじぼえん/大阪府堺市堺区南旅篭町東3-1-8
• ・光乗寺墓苑 永代供養墓・樹木葬/こうじょうじぼえんえいたいくようぼ・じゅもくそう/大阪府堺市堺区少林寺町西2-1-19
• ・堺九間町樹木葬墓地/さかいくけんちょうじゅもくそうぼち/大阪府堺市堺区九間町東3-1-9
• ・海会寺クリスタルガーデン永代供養墓/かいえいじクリスタルガーデンえいたいくようぼ/大阪府堺市堺区南旅篭町東3-1-2
• ・横坂墓地/よこさかぼち/大阪府堺市西区山田1丁目
• ・法輪寺 観音預骨堂/ほうりんじかんのんよこつどう/大阪府堺市中区見野山45-5
• ・宗宅寺 納骨堂・合同墓/そうたくじのうこつどうごうどうぼ/大阪府堺市堺区北半町西3-1
• ・堺 妙國寺霊園/さかいみょうこくじれいえん/大阪府堺市堺区材木町東4丁目1-4
• ・パークフォレスト堺/ぱーくふぉれすとさかい/大阪府堺市美原区菅生1406番地
• ・法華寺/ほっけじ/大阪府堺市堺区甲斐町東5-1-14
• ・偲墓 万年山 少林寺/しぼばんねんざんしょうりんじ/大阪府堺市堺区少林寺町東3丁1-20
• ・長曽根黒土共同墓地/ながそねくろつちきょうどうぼち/大阪府堺市北区黒土町
• ・鉢ヶ峯堺中央東霊園/はちがみねさかいちゅうおうひがしれいえん/大阪府堺市南区鉢ヶ峯寺122
• ・家原寺共有墓地/えばらじきょうゆうぼち/大阪府堺市西区家原寺町2丁11
• ・堺名刹 南宗寺墓苑/さかいめいさつなんしゅうじぼえん/大阪府堺市堺区南旅篭町東3-1-2
• ・堺市立 斎場墓地/さかいしりつさいじょうぼち/大阪府堺市堺区東雲西町1丁
• ・鉢ヶ峯堺阿免寺墓地/はちがみねさかいあめんじぼち/大阪府堺市南区鉢ヶ峯寺121
• ・中村共有墓地/なかむらきょうゆうぼち/大阪府堺市北区中村町
• ・西栄寺/さいえいじ/大阪府堺市北区中百舌鳥町1丁201-2

※墓地情報はインターネット等で公にされている情報をまとめたものであり、当社との提携関係・正確性・空き区画の有無を保証するものではありません。

堺市のお葬式は家族葬が増加傾向ですが、大阪市や北摂地域に比べるとまだまだ一般葬と変わらない人数の方が参列される場合が多いようです。一日葬も少なく、お通夜と葬儀を合わせて2日間行うことが多いことも特徴の一つです。葬儀の流れは大阪府の他の地域とほとんど変わらないものの、ごく一部に地域特有の風習が残っているようです。

堺市をはじめとする大阪府や関西地域では、お葬式にはキクではなくシキミをお供えする風習があります。葬祭式場の入口には「カドシキミ」や「オオシキミ」を飾り、祭壇の後ろ両脇には「ニテンシキミ」を飾ります。参列者からも供花や花輪ではなくカドシキミが贈られ、会場に飾られます。家族葬などの小規模なお葬式では、紙や板に名前を書いて飾る「カミシキミ」や「イタシキミ」を使うことが増えています。シキミはシキミ科の常緑樹で、独特の香りがあるため魔除けの意味が込められています。

六曜における「友引」は、「故人が友を引く、友人を一緒に連れていく」としてお葬式や火葬を避けることが一般的です。しかし、堺市をはじめとする大阪では友引を気にしない人が多く、お葬式や火葬も通常通り行われます。

香典袋の水引の色は黒白が定番ですが、堺市をはじめとする関西地域では黄白の水引を使うことが多いです。京都では黒に近い玉虫色の水引が皇室への献上品だったことから、関西地方では黒い水引の使用を控え、黒の次に喪を表す黄色を使うようになったようです。また、香典袋は黒白の水引、お布施は黄白の水引と使い分ける場合もあります。

火葬が終わると骨上げをしますが、堺市などの関西地域では、頭部や喉仏、腕など主要なお骨だけを拾い上げる習慣があります。骨壺のサイズも一般的なものより小さく、3寸から5寸の骨壺が使われます。

初七日法要の後には精進料理を食べて「精進落とし」をするのが一般的ですが、堺市や大阪府では精進落としではなく「仕上げ」と呼びます。仕上げのときに食べる料理には高野豆腐や厚揚げが使われており、これらは三角形に切って調理されます。普段とは違う形にして食べることで、死と日常を切り離すという意味が込められているようです。

福祉葬(民生葬)とは、生活保護を受けているなど困窮状態にある方が喪主をする場合、葬祭に要する費用を各市町村が負担し、その範囲以内で行う葬儀です。

福祉葬の場合、ご遺体を納棺して火葬するだけの直葬と呼ばれるお葬式を行います。したがって、通夜式や告別式を行わず、必要最小限のお見送りとなります。

堺市の生活保護における葬祭扶助は、基本料金が税込で212,000円です。また、使用したドライアイス代金・安置室の使用料は実費で別途請求できます。火葬料金は減免措置で半額の10,000円となります。その際、減免申請書へ記載し提出が必要です。

葬祭扶助は、基本的に身寄りがなく親族もいない場合のみの適用で、それ以外は扶助の対象外となります。また、故人様が生活保護を受けている場合でも、お葬式を行う方が葬儀費用を支払える場合は葬祭扶助が支給されないため注意が必要です。

堺市から葬祭扶助を受けるためには、堺市役所の生活援護課の審査が必要です。まずは葬祭扶助の適用となるか、堺市役所の生活援護課に事前相談を行いましょう。ただし、土曜・日曜・祝日は、市役所が休日であり相談を受け付けていないため注意が必要です。

葬祭扶助の審査では、ご遺族が葬儀の費用を支払えるかどうか調査を行います。その際、ご遺族の資産状況などの報告が必要になることを知っておきましょう。

【家族葬 千の風 堺浅香山ホール】
所在地：大阪府堺市北区東浅香山町2丁12番

2021年2月に家族葬ホールとしてオープンした1日1組貸切の葬儀場です。JR阪和線浅香駅より徒歩4分と好立地であり、駐車場は8台分用意されているほか、満車時には近くのコインパーキングをご案内します。

葬儀場は一回りコンパクトですが、温かい雰囲気のホールとなっています。当葬儀場はバリアフリー完備で洋室、和室、浴室が完備されているため、ご家族でゆっくりお過ごしいただけます。アメニティは歯磨きセット・シャンプー・リンス・ボディソープ・髭剃り・ブラシ・ドリンクサーバー・加湿器・レンタル布団セットが用意されています。

当葬儀場は1日1組限定の貸切利用が可能で、堺市立斎場にも近く、車で約5分程度の距離にあるため、待合室の使用や食事も利用可能です。葬儀場の見学はいつでも受け付けているため、まずはお気軽にご相談ください。

「家族葬 千の風 堺浅香山ホール」に自家用車で府道187号線・大堀堺線を通って向かう場合は、東浅香山町1丁西交差点を目指しましょう。阪神高速15号堺線を通る場合は住之江出口から3.8km、阪神高速4号湾岸線を利用すると三宝JCTから4.6kmかかります。また、阪神高速14号松原線を通る場合は三宅出口から5.1kmで到着します。

「家族葬 千の風 堺浅香山ホール」の周辺にはコンビニやファミレス、ホテル、コインパーキングがあるため便利な立地と言えます。その他にも、当葬儀場から西へ車で10分ほどでイオンモール堺鉄砲町、東へ車で5分の場所にイオンモール堺北花田があるため、近隣住民にとっても非常に便利な立地です。JR阪和線浅香駅から徒歩4分ほどであり、天王寺駅へも電車で急行を使えば約10分程度です。ただし、浅香駅に急行は停車しないため、急行を利用する際は和歌山方面の1駅手前である堺市駅から乗車しましょう。西へ車で5分ほどの場所には大型総合病院である浅香山病院があるため急な体調不良でも安心です。