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◆葬儀の今と昔

葬儀の今と昔

日本には、重要な伝統的な文化やしきたりがありますが、葬儀式もその一つです。しかし、今のような葬儀が確立したのは、意外と新しいものです。今回は、日本における”葬儀式の歴史”についてご紹介いたします。


原始時代のお葬式

今から13,000年くらい前から2,300年くらい前の「縄文時代」には、屈葬という埋葬方法が行われていました。屈葬とは、身体を折り曲げて埋葬することです。この屈葬は、他国と比べても独特な文化といわれています。日本で屈葬が行われた理由は所説ありますが、遺体の中には縛られるなど身動きが取れないようにされている遺体が多いことから、”死者の霊が外へ浮遊しないようにするため”と考えられています。

しかし、弥生時代になると、身体を伸ばした”伸展葬”で埋葬されることが増えます。これも諸説ありますが、海外からの人たち(渡来人)がきたことが影響を与えていると考えられます。

古墳時代に入ると、階級の格差が広がり権力の大きさによってお墓のかたちが変わるようになりました。特に古墳時代の前半期は極めて大型の前方後円墳が数多く登場し、権力者一人を埋葬するためだけに作られました。副葬品として太刀、剣などが一緒に埋葬されています。


古代のお葬式

葬儀の今と昔-写真2古代初期の飛鳥時代になり、ようやく火葬が行われはじめたといわれています。700年になり僧侶が、702年には持統天皇も火葬にされています。しかし、庶民はもちろんのこと権力者であっても、火葬は一般的ではありませんでした。


中世のお葬式

葬儀の今と昔-写真3

鎌倉時代に入ると浄土宗や浄土真宗といった鎌倉仏教が急激に広まりました。これにより、火葬を行う人が少しずつ増えていきました。そもそも、仏教と火葬は、深い結びつきがあります。遺体を火葬することを「荼毘に付す」と言います。この”荼毘”は、仏教が誕生した古代インドの言葉で”火葬”を意味する「ジャーペティ(jhapeti )」から生まれたと言います。しかし、火葬の技術も未発達ということもあり、多くの人まで広がることはありませんでした。


近世のお葬式

近世に入ると一般の方も火葬をするようになりました。また中世までは野焼きだったのが、簡易な屋根や壁を使った小屋の中に設ける火家と呼ばれるものが設置されました。鎌倉時代の野焼きと比較すると、徐々に現在の形に似ています。

このころになると、近隣の人々や参列した方々に食事を振舞うという習慣が全国的に普及しました。また、ご遺体を墓地まで運ぶ”葬列”が出発する際に、粗い目の花籠に駄菓子や小銭をいれ、これを振って葬列を見送る子供達に振舞い供養をする事なども行われました。これは、現代の”粗供養”の起源ともいわれています。


近代のお葬式

明治3年、寺院墓地が国有地となり、明治5年には法律によって自葬祭が禁止されました。これにより、葬儀は全て神主や僧侶によって行われることになったのです。

また、明治6年には火葬禁止令が出され、火葬が行われなくなりました。理由としては、大きく2つあります。一つ目は、東京の市街地に位置した火葬場からの煤煙と臭気が近隣住民の健康に害を与えるということで、その移転が取りざたされたことが原因だったそうです。もう一つは、神道派による仏教排斥運動によるものです。

大政奉還後「神仏分離令」や「大教宣布」といった神道と仏教を分離させる施策を打ち出しましたが、拡大解釈を行った民衆によって仏像・仏具の破壊などが起こりました。先述の通り、”火葬=仏教”という考え方により、火葬に反対する動きが広まりました。しかし、墓地が少ない東京や大阪では、市街地の環境衛生上、火葬の必要性が訴えられ、2年後には火葬禁止が解除されました。

明治30年に入ると、「伝染病予防法」が制定され、伝染病による死者は火葬にすべきことが初めて自治体に義務付けられました。“伝染病による死者”という限定的ではありますが、火葬が義務付けられたのは、明治の後半になります。その後、土葬用の土地が確保できなくなってきたことや、火葬における衛生面での有用性が認められ、火葬が全国的にも一般的になりました。

大正時代に入ると、葬列の文化はなくなります。路面電車の交通の妨害に繋がりクレームが多発したためといわれます。その代わりに霊柩車の利用がスタートしました。


いかがだったでしょうか?

このように葬儀は時代とともに変わります。私たち千の風では、”自由な家族葬”を行っています。宗教者の有無を選ぶことができ、伝統的なお葬式はもちろん、オリジナルなお葬式も行うことができます。お気軽にご相談ください。


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