葬儀後の対応

いただいた香典には香典返しでお礼を渡すのが一般的です。香典返しは、葬儀当日に渡す即返しか、四十九日後に送る後返しの2つの方法があります。相場は半返しで、食べたり使ったりして無くなる消え物がよく選ばれています。

香典返しはいただいた金額の半額から3分の1程度の品を贈るのがマナーとされています。相場は地域や誰が亡くなったのかによっても変わってきますので、葬儀スタッフなどに確認するのが安心です。

葬儀でいただいた供花や弔電に対してはお礼状を送ったり、お礼の品物をお贈りするのが一般的なマナーです。お礼の品物は弔事に適したものとそうではないものがありますので、失礼のないように確認してから贈るようにしましょう。

葬儀のお礼状では、葬儀への参列や香典、供花に対する感謝の気持ちを伝えます。句読点や忌み言葉は避け、四十九日法要の後に香典返しや返礼品と併せて相手に届くように送るのが一般的です。

仏教では、法要の中でも四十九日法要が最も重要とされています。法要の前後と会食の前後の計4回、喪主が挨拶を行うのが通例です。挨拶をする際の注意点や、各シーンでそのまま活用できる例文を紹介しています。

葬儀の翌日にもやるべきことがたくさんあります。挨拶回りや葬儀社への支払い、会葬者名簿と香典の整理や年金支給の停止などの各種行政手続き。忌引き休暇や翌日以降に行う法要についても詳しく解説しています。

香典返しは、葬儀でいただいた香典のお礼として、忌明け後1カ月以内を目安に送ります。忌明けの時期は宗教宗派で異なりますが、仏教の多くの宗派では四十九日です。金額は受け取った香典の3分の1から半分程度が一般的です。