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家族葬を行うのにかかる所要時間はどれくらい?一般葬との違いも解説

家族葬を行うのにかかる所要時間はどれくらい?一般葬との違いも解説

家族葬は一般葬よりも所要時間がコンパクトにおさまるイメージがあるという方が多いかもしれません。しかし、実際に一般葬と比べてどの程度時間が短いのでしょうか。

本記事では、家族葬のスケジュールやかかる時間を一般葬と比べながら解説していきます。

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家族葬については以下の記事でも詳しく解説しております。
家族葬とは?葬儀の流れや費用、参列者の範囲や会社への対応マナー

 

臨終~通夜までにかかる時間

臨終~通夜までにかかる時間

故人が亡くなってから実際にお葬式を行うまでにはどの程度の時間が必要になるのでしょうか。
また、一般葬との違いはあるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

 

お通夜は亡くなってから何日後に行う?

お通夜は亡くなってから何日後に行わなければならないという決まりはありません。亡くなった季節、地域によってもお通夜までの平均日数は違いますが、平均して亡くなってから3~4日後に行われることが多いです。

ただし、さまざまな事情で平均よりも短い日数で通夜を行ったり、逆に延びてしまったりすることもあります。また、生前の故人や遺族の希望によっては通夜式を行わずに告別式のみとする一日葬や、火葬場内での簡単なお別れのみとする火葬式、火葬だけの直葬で葬儀を行うこともあります。

 

亡くなった当日にお通夜をすることは可能か?

法的には亡くなった当日にお通夜を行うことは可能です。ただし、基本的には死後24時間以内の火葬は認められていませんので、下記のような条件を満たしていることが前提です。

  • ・早朝などに亡くなり、火葬時間までに24時間以上経過することが見込まれること
  • ・病院などで亡くなり、すぐに医師に死亡診断書が書いてもらえる状況であること
  • ・火葬時までに火葬許可証が用意できていること
  • ※死亡診断書を役所に提出することで火葬許可証が発行されます。火葬許可証がないと火葬を行うことができません。

また、下記のような場合は死後24時間以内に火葬をしてもよいことになっています。

  • ・妊娠7カ月未満の死産の場合
  • ・指定感染症にて亡くなった場合

上記の場合には、亡くなった当日に通夜を行い、翌日に告別式と死後24時間以内であっても火葬を行うことが可能です。

しかし、実際のところは上記の条件以外にも確認や調整をしなければならないことも多く、亡くなった当日にお通夜を行うケースはかなり少数です。

また、故人が亡くなってから葬儀社を探す作業をしたり、比較検討したりするとそれなりに時間もかかります。葬儀社の事前相談サービスなどを利用し、葬儀の内容をある程度決めておいたり、見積もりを取ったりておくと葬儀までの流れがスムーズに進むことが多いでしょう。

 

葬儀日程の決め方

葬儀日程は葬儀社・火葬場・菩提寺・遺族の四者間の都合が合う日程で調整します。葬儀社の担当者が主導して日程調整をすることがほとんどですが、まずは希望する範囲で葬儀社の葬儀場と火葬場を仮予約で押さえ、菩提寺に希望の日程で葬儀が可能か確認をします。ここで、もしお坊さんの都合がつかず、別の日程では遺族の都合もつかない場合には、同じ宗派の別のお坊さんに依頼することも可能な場合があります。

四者間の都合が合わず、ご遺体の状況からみても火葬を延ばすのが難しい場合には、先に火葬を行いその後の都合がつく日程で通夜・告別式を行うというケースもあります。

家族葬は参列者が少なく、その他の参列者の都合に配慮する必要がないので、平日だとしても遺族が慶弔休暇を取って日程調整することが多いです。

葬儀日程については以下の記事でも詳しく解説しております。
葬儀日程の決め方や亡くなってからの流れや注意点、友引を避ける理由

 

家族葬の通夜のスケジュール

家族葬の通夜のスケジュール

通夜式の流れは大まかに下記となります。

開始時間 所要時間
①受付開始・参列者集合 17:30~ 30分程度
②開式・お坊さん入場 18:00~
③読経開始 18:01~
④参列者焼香 18:10~ 5~10分程度
⑤閉式・お坊さん退場 18:30~
⑥通夜振る舞い 18:45~ 30分~1時間程度
⑥通夜振る舞い 18:45~ 30分~1時間程度

※実際の式次第や所要時間は、各地域や葬儀社、プランなどによって違う場合があります。

家族葬の流れについては以下の記事でも詳しく解説しております。
家族葬の基本的な流れ│必要な準備や所要時間、日程の決め方

 

一般葬と家族葬で通夜にかかる時間の違い

一般葬の場合は、開式前にも遺族の他に弔問客が式場を訪れて焼香を行ったりしますので、通夜開式の1~2時間前に受付を開始することが多いです。しかし、家族葬の場合は参列者が限られており、弔問のお礼や会葬品などを渡す必要がないため、受付は省略し集合時間は30分~1時間前に設定されることがほとんどです。

開式時刻は18時~19時に設定されることが多いですが、家族葬の場合は遺族やお坊さんの都合が合えば17時から開式することもあります。これは仕事が終わってから来るような他の参列者を待つ必要がないためです。

通夜式が始まり、お坊さんの読経の途中で、参列者の焼香となりますが、一般葬で参列者が多い場合は15分以上かかることもあります。逆に家族葬の参列者が遺族や親族のみで、10人程度の場合は5分程度で焼香自体は終了します。お坊さんの読経は宗派にもよりますが30分~1時間程度で終了します。

通夜振る舞いは、一般葬の場合は1時間以上かかることも多いですが、家族だけの場合は簡単に済ませることも多く、ゆっくりと過ごしたい場合には式場の外のお店を予約して行うこともあります。
ここ数年は新型コロナウイルスの影響で、一般葬・家族葬問わず通夜振る舞いは省略し、代わりに食事代やお弁当を渡すという形式が多くみられます。

 

家族葬の告別式のスケジュール

家族葬の告別式のスケジュール

告別式の流れは大まかに下記になります。火葬場の予約時間によって、開始時間などが違うこともありますが大体10時~11時が開式時刻とされることが多いです。

開始時間 所要時間
①参列者集合・(受付) 9:30~ 30分程度
②開式・僧侶入場 10:00~
③僧侶の読経開始 10:01~
④参列者焼香 10:10~ 5~10分程度
⑤僧侶退場 10:30~
⑥喪主挨拶 10:31~ 5分程度
⑦弔電の紹介 10:35~ 3分程度
⑧閉式・お坊さん退場 10:40
⑨お別れの儀式 10:45~ 15分程度
⑩出棺 11:00~ 火葬場までの距離による

※実際の式次第や所要時間は、各地域や葬儀社、プランなどによって違う場合があります。

 

一般葬と家族葬の告別式にかかる時間の違い

一般葬の場合は告別式にも一般会葬者が式場を訪れるため、遺族は開式の1時間以上前に集合する必要があります。しかし、家族葬では参列者は限られているため、通夜同様30分~1時間前の集合でよい場合が多いです。

焼香自体も、通夜と同様に参列者が少ない分時間は短くなるので、お坊さんの読経も一般葬と比べると短くなるケースがあります。

参列者が家族や身内だけですと、喪主の挨拶も省略するケースが多いです。周囲に訃報を知らせていない家族葬の場合は、弔電も届きませんので弔電の読み上げも省略されます。

お別れの儀式では、棺に一緒に入れてあげたいものを入れたり、お花を入れたり、釘打ちを行ったりします。式自体がコンパクトにおさまるため、遺族の要望次第では最後のお別れの時間を一般葬よりも多く取ることもあります。

 

家族葬の火葬~精進落としのスケジュール

家族葬の火葬~精進落としのスケジュール

告別式終了後は、火葬を行うのが一般的です。地域によっては告別式の前に火葬を終えてしまう場合もあります。下記が葬儀後の流れです。

開始時間 所要時間
①火葬 11:30~ 1時間半程度
②骨上げ 12:30~ 30分程度
③繰り上げ法要 13:00~ 15分~30分程度
④精進落とし 13:15~ 30分~1時間程度

※繰り上げ法要は告別式の後に続けて行う場合もあります。

 

一般葬と家族葬の火葬以降でかかる時間の違い

火葬炉の前で最後のお別れを行う場合があります。お坊さんが一緒についている場合には「納めの式」の読経が行われます。

火葬自体の所要時間は、火葬場にもよりますが大体1時間~1時間半程度です。これは一般葬でも家族葬でも変わりません。

火葬の予約時間によっては、火葬をしている間に精進落としの会食を行うこともあります。
家族葬の場合は、火葬場や関連施設での精進落としを省略し行わないもしくは、帰宅してから家族だけで行うこともあります。家族以外も参列している場合には食事代を包んだり、お弁当や代わりの品物を用意したりするケースもあります。

 

葬儀が終わってからやるべきこと

また、葬儀が終わってから遺族は下記のこともやらなければいけません。

  • ・各種書類の整理や手続き
  • ・本位牌・仏壇・お墓(納骨堂)などの手配や購入の検討
  • ・訃報を知らせていない方への連絡
  • ・四十九日法要の準備
  • ・香典返しや挨拶状、手紙などの手配
  • ・弔問客の対応
  • 供物や香典を辞退していれば、香典返しなどの手配はほとんどしなくてもいいでしょう。

しかし、葬儀前に訃報を参列者以外に知らせていなければ、その他の親戚に対してはお手紙などで葬儀を終えたことを知らせなければなりません。
葬儀に参列できなかった方、訃報を知らなかった方に弔問に来たいと言われればその対応をする必要があります。
この葬儀後の対応に関しては、一般葬よりも家族葬の方が負担が大きくなってしまうことがあります。

 

家族葬は一般葬よりも所要時間は短縮される傾向がある

家族葬は一般葬よりも所要時間は短縮される傾向がある

家族葬は同居家族や親族、特に親しい友人などの少人数で行われることがほとんどです。参列者が少ない分、葬儀自体もその後の会食なども一般葬に比べると時間が短縮される傾向にあります。

また、家族葬では亡くなってから葬儀を行うまでの時間も短くできます。訃報を多くの方に周知する必要もなく、他の参列者に配慮しなければならない事項も少ないので、家族や一部の参列者の合意が取れれば最短で行うことが可能です。

ただし、かかる時間以外にも家族葬にはメリット・デメリットがありますので、後悔のないようにしっかりと内容を確認してから決めるようにしましょう。

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